映画のワンシーンみたいなイメージで撮りました

ありのままの風景と自然光の静かなトーン
私の撮り方とトーンを指名して頂いて今回の撮影が実現しました。
一言で言うと映画のワンシーンみたいなイメージで撮りました。
野外でライトを使って超鮮やかにファッションモデルみたいに見せる撮り方もあります。
今回のリクエストは、「人工的な過剰な鮮やかさはいらない」、
ガーデンウェディングのナチュラルで柔らかいトーンが欲しい、
自然の森の美しいダークさも表現したい。
【段取り】準備は綿密に、始まったら自然を感じつつ一気に撮影
これらの表現に合わせてテクニックを使い分けます。
ヘアメイク担当していただいたスタイリストさんがカメラのプレビューを見て驚いてくれます。
「こんなに綺麗に写るの!?目の前の見てる風景と写真が違うのはなぜ!?」
こんな風に言われたらセンスもテクニックも成功です!
撮影のために大勢の専門スタッフが協力しますが、
これはモデルの二人の負担を減らすためでもあります。
準備は長時間かかりますが、野外の撮影は疲れないように短時間で撮ります。
具体的には「ライブ感」です。
やってみると分かりますが二度と同じカットは撮れません。
「自然な表情と瞬間」を大切にします。
もちろんコミュニケーションは大事にします。
でも撮影時間が延びるとモデルは必ず表情が疲れます。
どんなに予算をかけても撮影はスピード感が大事です。

海外のように見える福岡・九州の素晴らしいロケーション
撮影で苦労するのも思い出です。
野外はスタジオと違ってハプニングもたくさんあります。
野外結婚式のライブ感を楽しめる人に向いています。
自然の威力は大きくいつもより自然な表情も期待できます。
このナチュラルな世界を感じてください。

【フラワー・衣装・ヘアメイク】二人のベストショットを撮影
カメラを立ててシャッターを押すだけではこんな写真は撮れません。
常にスタイリストや会場スタッフがサポートしています。
あえて重いカメラを手持ちして、ライブ感あるアングルで撮ります。
ただ動けば良いわけでもありません。
撮りながらモデルの様子を見て、得意な表情や角度を探してショットを重ねていきます。

【撮り方】ラスティック・ブライダル写真風景の普遍的な価値
時間が経っても色褪せないのが魅力だと思っています。
自然には流行がありません。
米国のラスティックウエディングを検索すると女の子は全員で開拓時代風のブーツを履いたりしてるのが可愛いです。
一種のレトロブームではありますが、時代が変わってもこの撮影スタイルには普遍の価値があると思います。
クラシックなものは何度でも繰り返して流行するからです。

二人のために夕陽を作りました!【本当は霧雨でした】

このツーショットは作り物の夕陽です。
ほんとうは曇り空です。撮影中も何度か小雨が降りました。
すでに太陽は山の向こうで正確な位置も見えない状態です。
夕陽のシーンが無いのは残念なので、フォトグラファーがライトで作った夕暮れです。
メリットもあります。
たとえば、暑くない!
私はこの方法が好きでアーティスト写真撮影でもよく使っています。

撮影ノート RUSTIC WEDDING Photos in Kyushu-Fukuoka Japan
撮影:河本純一(フォトグラファー) photographs by Junichi Kawamoto
企画:フラワーデザイン:アトリエ・リュバン / atelier ruban
衣装:wedding dress&tuxedo by Landybridal
ヘアメイク:hair making by i′LL hair salon
ペットモデル:Dog model by MORUCO
モデル:groom model by Luis Gaignard
モデル:bride model by Anne Mikiko Nakata
ロケ地:九州の福岡県福岡県八女市星野村
【仕上げについて】
写真は撮ったままです。(トーン調整のみ実施)
風景も実際に見た印象とはかなり違います。
じつは周囲や背景に人や物がたくさんありますがフォトグラファーのセンスを表現するために今回は修正してません。
【スタッフnote】
カメラマンとして参加してみて痛感したのですが、
どの担当であっても野外撮影に関わるスタッフは熱中症や脱水に注意です。
写真はすごく美しいですが環境は厳しい場合があります。
夏場は体を冷やして水分補給をチェックして回る担当者を置いても良いくらいだと思いました。
【アトリエお問い合わせ】福岡でアウトドア・ブライダルの写真撮影をする方法は?
福岡の「atelier ruban」様へご相談ください。
tel / fax : 092-519-4330
mail : flower@atelier-ruban.info
公式サイト: https://www.atelier-ruban-rfd.com/
facebookページ:アトリエ・リュバン / atelier ruban

【動画】ラスティックブライダル撮影風景
このページの写真と記事の作者:河本純一(フォトグラファー)